結探vol.1「能楽鑑賞」のご報告


 みなさま、こんにちは

 ゴールデンウィークも終わって、また忙しい日々を過していらっしゃることと思いますが、ちょっと仕事の手を休めて、コーヒーなど飲みながらご覧下さい(^^)

 

 平成25年5月11日(土)に開催しました 結探vol.1 「能楽鑑賞」のご報告です。

 当日は小雨の降る中、沢山の方にお越しいただき、誠にありがとうございました。ゆいらぼスタッフ一同、感謝しています。

 東京は千駄ヶ谷にある「国立能楽堂」にて行いました

 

 

 

 

 能楽鑑賞の前に、国立能楽堂の2階大講義室にて、当会の中原顧問より「能の歴史と舞台について」の解説を行ないました。

 年表や舞台図面などの資料もとても参考になり、午後からの鑑賞が楽しみになってきました。

 

 

 

 座席には、字幕が見られる画面が全席に設置されていました!

 一番前の人はどうするんだろう?って思いましたら、ちゃんと肘掛に内臓されているそうです^^;

 いよいよ能楽の始まりです。

 最初は「左近三郎」(さこのさむろう)という狂言です。

 狩人と僧の問答の話です。狩人が僧に、「酒を飲むか」「魚を食べるか」「妻はいるか」と聞き、僧が否定すると弓矢で脅して無理に答えさせていくという流れで、昔からこういう問答はあったんですね。現代のお笑いでも定番のやり取りのように思い、身近に感じました。

 

 少しの休憩後、「田村」(たむら)という能の始まりです。

 田村とは、平安時代の武将、坂上田村麿(さかのうえのたむらまろ)のことで、鈴鹿山の凶徒を征伐し、清水寺を建立したとされています。

 その様子を田村麿の神霊として表現しています。 当時のヒーローを称える演舞です。今だったら大音響やレーザーなど使って、アクロバット的に役者も飛び回ったりでハデに演出するのでしょうが、田村麿の厳粛で静かな動きだけで、壮絶な活躍が見えてくるのはすごいことだと思います。

 

 700年近く続いてる伝統文化ですが、今でも十分に共感できるというのは、やはり日本人の本質は変わっていないのでしょうか?

 すごく大雑把に言ってしまうと、狂言はコント、能はオペラやミュージカルだと思いました。^^;

 豪華絢爛に飾った宮殿もいいですが、シンプルなコンクリート打ち放しもいいように、最小限で最大限の効果を出す日本の伝統文化、まだの方はぜひご覧下さい!

 

 

 

能楽鑑賞後、近くの喫茶店での交流会です。

左から2番目の方は、TDAの卒業生でもあり、「昭和のこどもたち」の人形でも有名な

石井美千子様です。

とても興味深いお話を聞けました。

昭和生まれの方はもちろん、平成生まれの方もちょっと覗いて見てください。人形が語りかけてきますよ!

「昭和のこどもたち」ホームページ   http://www.showa-k.net/

 

 

 

いろいろな方たちのご協力で 無事開催し 終了しましたことに感謝いたします

ありがとうございました

 

 

この会が「つなぎ」となり みなさまが益々ご発展なさることを

ゆいらぼスタッフ一同 祈念しています