ものづくり塾 「原宿・ゆいらぼ」
設立趣意書
2011/10/吉日
原宿・ゆいらぼ 会長 小杉 卓
(昭和52年度 建築士科卒業)
昨今の日本における未曾有の自然災害や全世界の社会情勢の変化はいろいろな広報媒体を通じてスピーディーにかつ居ながらにして知ることができる時代になりました。これはネット文化の目覚しい発展の恩恵といえます。つまり、ネット文化は今や携帯電話の著しい普及によって個人を対象とした視覚や聴覚の文化を主軸としつつあることを表出しています。
しかしながら、私たちは視覚や聴覚をも包括する触覚、嗅覚や味覚などの人間本来の五感で感じながら、より豊かでより居心地の好い、安心で安全な『環境』や『空間』、さらにはこれらに付加され、演出され、創出される『もの』をどんな時代も求めております。
こうした『環境』や『空間』や『もの』の創出は『ものづくり』ながら、昨今のネット文化による社会的潮流は徐々に母校におけるスペースデザイン系の学生数の減少傾向にも現れており、今後の『ものづくり』社会にかなりの危機を感じずにはいられなくなりました。
そこで、私たちは、こうした社会的潮流によって生じる危機感を打開するため、『ものづくり』に携わる卒業生と在校生さらには将来の向学生を繋ぎ、その『ものづくりの絆』をより太くすべく、ものづくり塾『原宿・ゆいらぼ』を設立いたしました。
通称『ゆいらぼ』は、『学校法人・原宿学園 東京デザイン専門学校(旧東京デザインアカデミー)』のスペースデザイン系卒業生が、『ものづくり』という共通キーワードのもとに集まり、同業種・異業種の別なく、かつ年齢や性別によらず、自由な交流を通して多様な情報交換をしながら、会員相互にて『ものづくり』へのスキルアップの寄与により、後輩の育成ならびに会自体の質的向上を図りつつ、もって社会に貢献することを目的とする会です。
また、この会は、『ものづくり』のプロフェショナル集団として、会員間での業務連携や業務拡大を奨励し、これらの実績を広く社会に公開することにより、母校や校友会を賛助することを目的としています。
ものづくり塾 「原宿・ゆいらぼ」の事業おもな事業は以下の通りです。
(1) 専門委員会の開催
(2) 業務連携・業務拡大のための同業種・異業種交流会の開催
(3) 各種スキルアップセミナーの開催
(4) 人材(後輩等)育成のための各種セミナーの開催
(5) 会員の作品や業績の公開(展示会・見学会・HP)および広報
(6) 会員の所在管理ならびに校友会への支援・協力
(7) 関連団体との連携ならびに支援・協力
(8) 前各項に関する教育、研修、出版および啓蒙
(9) その他、前条を補完および前条に関連する活動・事業